新緑の匂い立つ、素敵な季節になりました。5月といえば……人によっては、花粉症が落ち着く時期ですが、ワンちゃんたちにとっては、犬の花粉症が始まる時期なのです。なぜなら、5月~10月の時期にブタクサなどの花粉が多く飛散し、反応してしまうワンちゃんたちが増加傾向に。犬の花粉症はどのような症状で、対策はどうすればよいのでしょうか?

こんな症状がでたら危険信号

人間の場合とは違い、犬の花粉症の症状の多くは皮膚に出ます。アレルギーを持つわんちゃんも多いので症状の原因が花粉だと見分けるのは少し難しいですが、先ほど述べたように花粉症はあくまで季節性アレルギーなので、ある時期だけに以下のような症状が現れた場合は花粉症を疑って動物病院に相談しましょう。

  • 目、耳のかゆみ、お腹、脚の関節周りなどに湿疹や赤みが出ていてよく掻いている
  • くしゃみ
  • 鼻水、鼻づまり
  • 目やに、目の充血・・・等

花粉症になりやすい犬種

花粉症になる原因の一つに、その犬種のもともとの体質にあります。それは犬アトピー性皮膚炎を患っている、またはかかりやすい犬種なんだとか。研究によると、花粉に反応する原因となる遺伝子を保有している犬種もあると考えられているそうです。

ちなみにこれらの犬種が皮膚炎になりやすい、すなわち花粉症になりやすい言われているのでこちらの犬種のわんちゃんと暮らす飼主さんは参考にしてください。

ダルメシアン、ボストンテリア、ゴールデン・レトリーバー、柴犬、シーズー、ビーグル、プードル、フレンチブルドッグ、マルチーズ、ラブラドール・レトリーバー、キャバリア

花粉症対処方法

お散歩は、花粉が飛散する時間帯を避ける

一日のうち、午前中に花粉が多く飛散しますので、午前中のお散歩はなるべく避けてあげてください。また、お散歩中も花や植物に近づかないように注意しましょう。
ブタクサなどの植物が多く生えている草むらには、多くの花粉が飛散しているので、お散歩では避けてください。草むらにワンちゃんが入ると、体中に花粉がついてしまい、症状が悪化してしまいます。

②花粉防止スプレーを活用