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犬や猫などのペットを飼いたいと思った時に、あなたはどこから迎えますか?
犬の場合はペットショップで購入、猫の場合は拾ったり、知人から頼まれて飼い始めることが多いようですが、保護犬・保護猫を譲渡してもらうのも選択肢のひとつです。
そんな保護犬・保護猫との出会い方から譲渡までの道のりを紹介します。
まず譲渡が受けれるのかのチェック
「犬や猫がほしい」と希望すれば、誰でも譲渡してもらえるわけではありません。譲渡を受けるには、動物がその家庭でちゃんと飼育され、ずっと安心して暮らせる環境かどうかが重要なポイントです。
譲渡を受ける条件の一例
・ペットが飼える住宅環境である。賃貸物件や集合住宅であれば、ペットOKな契約内容かどうか確かめましょう。
・そのペットに適した飼育スペースが確保されている
・ペットを飼うための経済力が十分ある
・その動物を飼うことを家族全員が賛成している
・その動物の世話ができる健康状態と体力がある
・病気の予防や治療を行い、介護が必要になった時も世話ができる
・不妊・去勢手術を行い、繁殖をさせない
・単身者や高齢者の場合は、何かあったときに頼める相手がいるかどうかチェックしておきたいところです。
※犬の場合
・畜犬登録をし、毎年狂犬病の予防接種をし、タグを首輪に装着する
・毎日の散歩などの世話や必要なしつけを行うことができる
※猫の場合
・完全室内飼いができる
犬、猫を迎える準備での費用面
ペットとの暮らしには、お世話するための時間や費用がかかります。
犬より費用がかからないといわれる猫でも、1頭につき年間9~15万円ほどかかります。
費用の内訳としては、このようになります。
- 食事
- ペットシーツ、猫砂
- おもちゃ、キャットタワー
- ワクチン接種
- トリミング
- ペット保険
- 去勢、避妊
- 病院
最低でも、これくらいの経済的負担がかかることを理解しましょう。
これに加えて、ペットホテルに預ける臨時の費用や、ペット専用の用具(ゲートや食器、首輪、キャリー、シャンプー)などの初期費用も必要です。
動物愛護センターから引き取る流れ
①受付
犬や猫の状態によっては譲渡できない場合があるので、事前に電話などで確認しましょう。
事前連絡が取れたら開催日に会場へ足を運び、受付にて調査票の記入を済ませます。
②講習を受ける
内容は、ペットの飼育に関する基本的なことや法律についてなど。
講習は予約制となっていることがほとんどなので、事前の確認電話の際に講習の予約もしましょう。
③マッチング
犬や猫たちと対面して、引き取りたい子を見つけます。
自分の性格や生活と合っているか確かめて、気に入った子がいたら譲渡希望を申し込みます。
④譲渡決定
希望者が重ならなければ、譲渡が仮決定します。
そして、家庭訪問や飼育環境の確認などをおこなったあとに、正式な譲渡が決まります。
講習を受けたその日に引き取りが決まるケースは少ないでしょう。
後日、キャリーバッグなどを持参して引き取りの手続きをおこないます。
しかし、この判断も自治体によって異なるので、お住まいの地域の動物愛護センターに直接確認してみてくださいね。